Q&A#

エンディングノートの作成に関する、よくある質問とその回答をまとめています。エンディングノートの書き方、記載内容、保管方法、活用方法など、様々な疑問を解消できるよう、具体的な回答を掲載しています。エンディングノート作成で困ったときは、ぜひこのQ&Aをご活用ください。
Q1. エンディングノートは、誰が書くべきものですか?#
A1. エンディングノートは、年齢や健康状態に関わらず、誰でも書くことができます。特に、障がいのあるお子さんを育てている親御さんにとっては、親なき後のことを考えて、早めに準備しておくことをお勧めします。ご自身の想いや情報を整理することで、万が一の際に、お子さんの生活をサポートする人たちに、大切な情報を伝えることができます。
Q2. エンディングノートには、どのようなことを書けば良いですか?#
A2. エンディングノートには、主に以下の情報を記載します。
基本情報(氏名、生年月日、住所、障がいに関する情報、健康保険証の情報など)
医療情報(かかりつけ医、病院、服用中の薬、アレルギー、既往歴など)
日常生活に関する情報(起床時間、就寝時間、食事の好み、入浴の仕方、排泄の状況、着替え、コミュニケーション方法など)
性格や特性に関する情報(好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なこと、こだわりなど)
支援に関する情報(利用している福祉サービス、支援内容、支援者との関係性など)
財産に関する情報(預貯金口座、不動産、保険、株式など)
親御さんの意向(お子さんの将来に関する希望、親御さんが大切にしていること、お子さんへのメッセージなど)
連絡先(親戚、友人、後見人候補、支援者などの連絡先)
その他(写真、思い出の品、大切にしていることなど)
これらの情報を参考に、ご自身に必要な情報を追加・修正して記載してください。
Q3. エンディングノートは、いつ書けば良いですか?#
A3. エンディングノートは、気が向いたときにいつでも書き始めることができます。一度にすべてを書き上げる必要はありません。少しずつ書き進めて、定期的に見直していくのが良いでしょう。特に、お子さんの情報や、財産の状況は、時間経過とともに変化する可能性がありますので、定期的に更新するようにしましょう。
Q4. エンディングノートは、どのように保管すれば良いですか?#
A4. エンディングノートは、火災や災害に遭わないよう、大切に保管する必要があります。
自宅で保管する場合: 鍵のかかる場所に保管するか、耐火・耐水性のある金庫などに入れると安心です。
家族に預ける場合: 信頼できる家族に預け、保管場所を共有しておきましょう。
専門家に預ける場合: 弁護士や社会福祉士などの専門家に相談し、保管方法を検討しましょう。
保管場所を決めたら、その場所をエンディングノートに記載しておくことをお勧めします。
Q5. エンディングノートは、誰に見せるべきですか?#
A5. エンディングノートの内容は、ご自身の状況や希望によって、誰に見せるべきか異なります。
家族: お子さんの生活をサポートする上で、最も重要な情報となりますので、必ず見せるようにしましょう。
後見人候補: お子さんの将来に関わる重要な情報となりますので、必ず共有しましょう。
支援者: お子さんの日々の生活をサポートする上で、重要な情報となりますので、必要に応じて共有しましょう。
弁護士や税理士: 相続や遺言など、専門的な知識が必要な場合は、相談時に見せると良いでしょう。
エンディングノートを見せる際は、事前に相手に目的を伝え、理解を得るようにしましょう。
Q6. エンディングノートは、一度書いたら終わりですか?#
A6. いいえ、エンディングノートは、一度書いたら終わりではありません。
定期的な見直し: お子さんの成長や、ご自身の状況に合わせて、定期的に見直し、情報を更新する必要があります。
書き直し: 必要に応じて、内容を書き直したり、新たな情報を追加したりすることも可能です。
更新頻度: 年に1回程度を目安に、定期的に見直すことをお勧めします。
エンディングノートは、常に最新の情報であるように心がけましょう。
Q7. エンディングノートに、法的な効力はありますか?#
A7. いいえ、エンディングノートに法的な効力はありません。エンディングノートは、あくまでもご自身の想いや情報を整理し、関係者に伝えるためのものです。遺言のような法的な効力を持たせるためには、遺言書を作成する必要があります。
Q8. エンディングノートの作成が難しい場合、どうすれば良いですか?#
A8. エンディングノートの作成が難しい場合は、無理に進める必要はありません。
専門家のサポート: 弁護士、税理士、社会福祉士などの専門家に相談し、サポートを受けることをお勧めします。
相談窓口の利用: 地域の相談窓口や、当プロジェクトの相談窓口をご利用ください。
テンプレートの活用: エンディングノートのテンプレートを活用し、少しずつ書き進めていきましょう。
焦らず、ご自身のペースでエンディングノートを作成してください。
Q9. エンディングノートは、どのように活用するのですか?#
A9. エンディングノートは、以下のような場面で活用できます。
親御さんの体調不良や入院時: 家族や関係者が、お子さんの情報をすぐに把握でき、適切なサポートを行うことができます。
親御さんが亡くなった時: 家族や後見人候補が、故人の想いを理解し、故人の意思を尊重した行動を取ることができます。
相続手続き: 財産に関する情報が整理されているため、相続手続きをスムーズに進めることができます。
お子さんの将来設計: お子さんの特性や希望を踏まえ、将来設計を立てる際の資料となります。
エンディングノートは、お子さんの未来を支える大切なツールとなります。
Q10. エンディングノートは、手書きで書く必要がありますか?#
A10. いいえ、手書きで書く必要はありません。パソコンで作成したり、ダウンロードしたテンプレートに書き込んだりすることも可能です。ご自身が使いやすい方法で作成してください。ただし、手書きのメッセージは、温かみが伝わるので、効果的な活用をお勧めします。